私は昔から薬嫌いです。
現在もそれは変わっていません。
だけど、病気になって3年が経った今は、飲まなくてはならない薬は大人しく真面目に飲んでいます。
初めて白血病と診断された時は、ドーンと処方された大量の薬にドン引きでした。
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人間が飲む量ではない?「大量の薬」
2017年8月、まだ「白血病」と確定していなくて病名が「悪性リンパ腫」だった頃の処方は...
・リクシアナ
・ネキシウムカプセル
・バクタ
・マグミット
・ウルソデオキシコール酸
・プレドニン
これだけでした。
その後2017年11月に「白血病」に診断が変わり処方された薬は、上記の倍くらいの種類と量に変化しました。
抗生剤だけでも3種類、プレドニンは朝晩で20錠に増えました。
こんなに一度に何種類も飲んで、体の中でそれぞれがきちんと役割をはたすの⁉
副作用で確実に他の病気になるのでは!!
25歳でバセドウ病(甲状腺機能亢進症)という病気で、3年ほど薬を飲んでいた私はその後「大の薬嫌い」になりました。
それ以来この「PH陽性急性リンパ性白血病」になるまでは、市販の薬はビオフェルミンくらいしか飲んでいなかった私にとって、この大量の薬を体に入れなくてはならない恐怖は耐え難いものでした。
患者は医師が言った通り薬を大人しく飲めばいい?
私はこの病気になり2度の転院をしています。
詳しくはこちらの闘病記録に記載しています👇
現在の病院の主治医は
「どんなことでも疑問に思ったことは何でも質問して」
というスタンスなのですが、初めてこの病気を診断された病院ではそんな感じではありませんでした。
一件目の病院で「何故こんなに飲まないといけないのか」と質問したら、普段は穏やかな当時の主治医にすごい剣幕で「これを飲まないとどうなるか」の説明をされました。
周りの入院患者さんを見渡すと、皆さん大人しく飲んでいる方ばかりでした。
3年前のあの頃を振り返って思う事は、殆どの医師は患者の質問があまり好きではないということ。
特に私のように「この薬を飲む理由は?」なんて質問はアウト(^^;)
医師と良好な関係を築きたいなら「黙って大人しく飲む」のが一番だと思います。
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薬漬けに慣れた私「病気に慣れたの?」
そんな私も、現在の病院に転院して移植をする頃には、薬漬けの状態に慣れていました。
そもそも血管からダイレクトに入れる抗癌剤も、脊髄から頭に入れる髄注も輸血も何もかも半端ない量ですから...
慣れって怖い(^_^;)
2019年8月(day253)の内服薬
・アシクロビル
・フルコナゾール
・ウルソデオキシコール酸
・ネキシウムカプセル
・アレンドロン酸
・バクタ
・酸化マグネシウム
・プログラフ
2020年8月(day627)の内服薬
・アシクロビル
・アレンドロン酸
・スプリセル
・カルベジロール
1年前に比べて随分、種類も量も減っています。
2019年10月には免疫抑制剤「プログラフ」が終了しました。
移植患者にとって、この免疫抑制剤が終了することはとても嬉しいことなのです。
その後、心臓の働きが少し悪いことが判明し、現在は循環器でカルベジロールという薬を処方されています。
対症療法でしかない薬は要らない
この病気になり3年経った今、ようやく必要な薬を大人しく飲める患者に成長?しました(^^;)
それでも眼がかゆい時の目薬や痺れをマシにさせる薬など、対症療法でしかない不必要な薬は、主治医に「処方しようか」と言われても「要りません」と断っています。
「みっふぃかかは薬嫌い」ということを現在の主治医は理解してくれています。
だから、治療上必要な薬を大人しく飲める私に成長したのだと思います。
3年経ってようやく本当の意味で病気を受け入れたのかも知れません。
長い月日がかかりました(;'∀')
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最後に
どんな病気になっても薬は飲まなければなりません。
それに伴って処方される抗生剤や胃薬も、体を守る為に必要です。
私のように薬嫌いな方も大勢いると思います。
また、医師の処方に納得がいかない方もいるでしょう。
過去の私のように治療を諦めるところまで行くと、取り返しのつかないことになります。
2017年8月にお世話になっていた一件目の病院で、実際に医師の処方薬に対して反発して良かったことなんてありません。
医師の指示通り納得して服用できるのが理想ですが、それが難しい時は
「これを飲まないと選択した自分に後悔しないか」
と問いかけてみて下さい。
そうすると違った方向から「薬嫌いの自分」を見つめ直すことができるかも知れません。
最後までお読み頂きありがとうございました。